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開催レポート
2023年1月26日(木)に第10回HEPTコンソーシアムフォーラムを開催致しました。
始めに、開催にあたり、組込みソフトウェア技術コンソーシアム理事長を務める村上広幸より開会のあいさつが行われました。
引き続き静岡大学を代表し、学長を務める日詰一幸よりあいさつ及び静岡大学の地域貢献活動や今後についてご案内をいたしました。
基調講演では、名古屋大学 数理・データ科学教育研究センター 産学連携教育部門 中岩浩巳 氏より、「産学官連携によるデジタル人材育成教育-実世界データ演習を通じた価値創造教育-」について、
講演では、ヤマハ発動機株式会社 IT本部 デジタル戦略部 データ分析グループ 藤井北斗 氏、町田翔 氏より、「ヤマハ発動機の製造業DXについて~データ分析の民主化とAI活用~」についてご講演頂きました。
当日は68名の方にご来場を頂き、たいへん盛況な会とすることができました。
また、今回は新型コロナウイルス感染症対策を致しまして、の影響を考慮致しまして、人数を制限し対面にて開催を致しました。HEPTコンソーシアム会員の皆様はもとより、静岡県内の企業・団体の皆様、県外の企業様に参加頂きました。
ご参加くださいました皆様におかれましては、貴重なお時間を頂きまして誠に有難うございました。
組込みソフトウェア技術コンソーシアム(HEPT)では、今回のフォーラムで共有・提供された多くの事例を企業の皆様に是非お役立ていただきたいと考えるとともに、今後のHEPT活動へも活かして参りたいと考えております。
来年度も引き続き多くの皆様のご協力を頂き、
・地域のソフトウェア産業、組込みソフトウェアの分野の技術さ育成に貢献すること
・産学官の連携を強め、強い地域作りの「知の拠点」を目指すこと
という目標に向かって、一層の活動の充実を図って参ります。
ありがとうございました。
開催概要
日時 | 令和5年1月26日(木)15:00 -18:00(受付は、14:30~です。) |
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場所 | クリエート浜松(静岡県浜松市中区早馬町2-1) アクセス情報はコチラ |
定員 | 80名 |
参加費 | 無料 ※ただし、懇親会の参加費は5,000円です。 |
主催 | 浜松市、組込みソフトウェア技術コンソーシアム(HEPT)、国立大学法人静岡大学、公益財団法人浜松科学技術研究振興会 |
共催 | 国立大学法人静岡大学数理DS教育プロジェクト |
後援 (予定) |
関東経済産業局、中部経済産業局、静岡県、 浜松商工会議所、公益財団法人浜松地域イノベーション推進機構、磐田商工会議所 静岡銀行、浜松いわた信用金庫、NPO法人浜松ソフト産業協会 |
リーフレット |
スケジュール
開会 | 15:00 |
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主催者挨拶 | 15:00 ~ 15:10 組込みソフトウェア技術コンソーシアム 理事長 村上 広幸 静岡大学 学長 日詰 一幸 |
基調講演 | 15:10 ~ 16:20(質疑応答含む) 「産学官連携によるデジタル人材育成教育-実世界データ演習を通じた価値創造教育-」 名古屋大学では岐阜大学、三重大学、広島大学と共同で大学院生と社会人を対象としたデータサイエンス教育である実践データサイエンティスト育成プログラムを2019年度より実施してきた。本プログラムの一番の特徴は、オンデマンド講義で学んだ内容に基づき、社会人と大学院生がグループを組んで、企業や自治体から提供された実データ課題に取り組む、「実世界データ演習」を提供していることである。また、名古屋大学は2022年度より、文部科学省主導で実施している、「数理・データサイエンス・AI教育強化拠点コンソーシアム」の東海ブロック拠点校として、愛知県、岐阜県、静岡県の大学及び短期大学と協力しながら、本分野における教育の普及・促進のための活動を推進してきた。さらに、東海ブロックに限らない、大学、短期大学、高等専門学校、企業、地方自治体等と連携し、東海地域のデジタル人材の育成を目的とした「東海デジタル人材育成プラットフォーム」を開始し、産学官を跨いだネットワーク構築と、教育カリキュラム・教材の検討・開発・活用を推進している。本講演では、東海地区を中心とした産学官連携を通じたデジタル人材育成のための様々な活動について紹介します。
国立大学法人名古屋大学 数理・データ科学教育研究センター 特任教授 中岩浩巳(なかいわ ひろみ)氏 和歌山県出身。1987年名古屋大学大学院工学研究科博士前期課程修了。同年NTT研究所入社。1995年~1996年英国マンチェスター大学客員研究員、2002年~2004年ATR音声言語コミュニケーション研究所研究室長、2006年~2008年NTTコミュニケーション科学基礎研究所副所長を経て、2014年~2017年名古屋大学大学情報科学研究科、2017年~2018年同大学大学院情報学研究科、2018年~名古屋大学数理・データ科学教育研究センター産学連携教育部門、2022年より同センター産学連携教育部門長・特任教授。学協会活動としては、言語処理学会会長、アジア太平洋機械翻訳連盟会長、国際機械翻訳連盟会長などを歴任。機械翻訳を中心とした自然言語処理に関する研究、及び、実世界データを活用した実践的データサイエンティスト育成教育に従事。
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休憩 | 16:20 ~ 16:30 |
講演 | 16:30 ~ 17:40(質疑応答含む) 「ヤマハ発動機の製造業DXについて~データ分析の民主化とAI活用~」 ヤマハ発動機は企業目的である「感動創造企業」および2030年の長期ビジョン「ART for Human Possibilities~人は もっと幸せになれる~」の実現に向けて、DXを推進しています。これにより、お客さまとつながることでブランド価値を高め、生涯を通じたヤマハファンを創造していきたいと考えています。 このDX戦略を推進するデジタル戦略部では、製造、製品、顧客のデータを分析し既存事業を強くする活動をしています。 また、すべての社員が当たり前にデータを使いこなせる「データ分析の民主化」を重要テーマの1つと置き、社員の教育方針やデータ分析基盤の整備を実践してきました。 本講演では、これからDXを推進される方やすでに取り組まれている方を対象に、ヤマハ発動機のDX戦略、組織、分析基盤整備、人材育成、さらにはそれらの活動によって生み出された社内事例紹介などについてご紹介します。 ヤマハ発動機株式会社 IT本部 デジタル戦略部データ分析グループ 藤井北斗 氏、町田翔 氏 【経歴(藤井氏)】 2009年ヤマハ発動機株式会社入社後、R&D部門で自動運転システムなどの開発を担当。 2019年、AI開発、コネクテッド、データ分析の経験をよりビジネスに近い領域で活かしたく、データを用いて既存事業を強化するデジタル戦略部データ分析グループに異動。現在、全社DX戦略推進のために、製造系データ分析やマーケティング系データ分析を担当している。また、データ分析民主化のための社内講座講師も担当している。 静岡大学、組込みアーキテクト養成講座の第2期生。 【経歴(町田氏)】 2019年ヤマハ発動機株式会社入社後、IT本部デジタル戦略部にて、データサイエンティストとして各種データ分析手法やAIを駆使し、マーケティング施策、製造、研究開発、品質管理、人事総務など、あらゆる現場における課題の解決・改善に貢献。 また、社内データサイエンティストの育成にも携わり、研修の企画・講師を務めている。 |
事業説明 | 17:40 ~ 18:00 「HEPTコンソーシアムにおける、令和4年度事業報告並びに令和5年度事業説明」 静岡大学情報学部 教授 塩見 彰睦 |
閉会 | 18:00 |
交流会 | 18:00頃より懇親会 |